糖質制限ダイエット(炭水化物抜きダイエット)

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テレビ番組や雑誌でも時々見かける「炭水化物抜きダイエット」「糖質制限ダイエット」ですが、ダイエットには大きな効果があるようです。
ただし、見よう見まねで食事から炭水化物を抜いたとして、一時は痩せますが、その後、リバウンドしてダイエット前よりも体重が増えた状態になる事もあるので、注意が必要です。

糖質制限ダイエットとは?

甘いものを食べると太るとよく言われますが、甘いもの好きでも痩せている人たくさんいますよね~
では、甘いものを取らないと痩せるのでしょうか?

答えは「NO」です。

糖質と言うのは、甘いものだけではなく、炭水化物のように体の中ででんぷん質(糖)に変わってしまうものも含めて考えなければダメです。
下記は、それぞれの食べ物の100グラムあたりの糖質です。
糖質は、人間が生きるための3大栄養素の1つですから、主食やよく食べる食品に入っていることは矛盾したことではありません。

No 食料 100g当たりの糖質
カップヌードル 70g
うどん・そば 55g
パン 50g
たこ焼き 40g
ごはん 40g
パスタ 30g
餃子 30g
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炭水化物=糖質

という事を理解しましょう。

糖質を摂取すると太るメカニズム

糖質や炭水化物を食べるとなぜ太るのでしょう?

①糖質を過剰に摂取する

②血糖値が上昇する

③血糖値を抑えるためにインシュリンが分泌される

④血中の糖(ブドウ糖)を肝臓に蓄積する

⑤肝臓に蓄積できない糖分は中性脂肪になる

⑥体に脂肪が付く

⑦太る

インスリンの分泌は当然必要な体の動きですが、過剰な糖分を抑えることでグリコーゲンと中性脂肪の両方が作られるので、注意が必要です。

また、「炭水化物依存症」になっている人もいるかも知れませんので、このメカニズムをきちんと理解して、ダイエットを進めましょう。

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炭水化物を抜くと痩せるメカニズム

炭水化物を抜くと、なぜ痩せるのでしょう?
痩せる仕組みを具体的に解説します。

①体に糖質が入ってこない

②インスリンの分泌もないので脂肪が蓄積されない

③体内から「糖」を補おうとする

④肝臓に蓄積したグリコーゲン(ブドウ糖)を使う

⑤蓄積したグリコーゲンが無くなる

⑥糖新生が起こる(タンパク質と中性脂肪で糖を生成する)

⑦体の中の脂肪が消費され痩せる

なんとなく、予想通りの痩せるプロセスですが、問題がありますね。
糖を生成するのに、脂肪だけでなく、「タンパク質」も利用しているのです。

3回の食事とタンパク質を多く取りましょう

炭水化物抜きダイエットを我流でやると失敗する大きな要因は食事の取り方です。
単に、食事を減らして、炭水化物を食べないようにしても最初の内は痩せていきますが、筋肉も落ちてしまい思ったような体になりません。

糖新生をきちんと理解する必要があります。

タンパク質+中性脂肪=糖質を作る

糖を作るためには、脂肪だけではなく、タンパク質が必要なんです。

炭水化物を摂取しない上に、食事を減らす事により、糖質を生成するための材料を全て体内から集めようとします。
脂肪以外に必要なのは、タンパク質ですが、体の中のタンパク質が無くなると、筋肉からアミノ酸を生成して糖を作成します。

よくできた体の仕組みですが、タンパク質が不足することによって、筋肉が減って行くのです。

①食事を減らす

②タンパク質不足になる

③筋肉からアミノ酸を生成する

④筋肉が減る

⑤代謝能力が下がる

⑥痩せない体になる

食事の大切さと、タンパク質摂取の重要性がよくわかります。

糖質制限はどうしても糖質の制限だけが重要視されますが、糖質制限効果を最大化するためには、たんぱく質や脂質の摂取量や食事回数も重要になってきます。

正しい糖質制限(炭水化物抜き)ダイエットの知識を身につけよう

プライベートジムでは、トレーニングメニュー以外に、色々な知識を教えてくれます。

特に、糖質制限ダイエットが、ダイエットのメインの方法の場合・・・・

①食べていいもの、だめなもの
②タンパク質の効率的な取り方
③リバウンドしないための方法

などなど、自己流では成功しないかもしれませんが、トレーナーやジムの実績や化学的に、医学的に指導してくれます。

まとめ

簡単そうで奥が深い、炭水化物抜きダイエットですが、完全に食事から糖を抜いてもダメなようです。
糖は、人間の頭を正常に動作させるために必要不可欠なものです。

多くのプライベートジムでは、1日の糖質の摂取量を決めて指導しています。
個人や、各ジムでも異なりますが、20g~50gと異なります。

糖新生では、100g前後の糖を生成でき、体の中で必要な等の8割分くらいをカバーできますが、残り2割を口径より摂取することで正常に体は機能します。

 

 

 

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